今回から3回シリーズで、最近TVコマーシャルでもよく見かける「電子申告」をとりあげてみます。
今回は、「電子申告」のあらましを、できるだけわかりやすく説明したいと思います。
●電子申告とは・・・
今年の確定申告時に、国税庁が女優の仲間由紀恵さんをキャンペーンガールとして起用し、しきりにPRしていたのをご記憶の方もおられると思います。
国税庁が推進しているこの電子申告、正しくは「国税電子申告・納税システム」(e−TAX)といいまして、国税庁が開発した「e−TAX」ソフトなどを利用して、国税に関する申告・納税、また申請や届出等の手続き(注)をすべてインターネットを利用して行う、というものです。
(注)1.所得税、法人税、消費税(地方消費税を含みます)、酒税、印紙税にかかる申告
2.全ての税目の納税(電子納税証明書の手数料納付を含みます)
3.申請・届出(電子納税証明書の請求及び発行を含みます)
また、都道府県民税や市町村民税などのいわゆる「地方税」についても、インターネットを利用して申告や納税等を行うことが出来るシステムとして、「el−TAX(エルタックス)」が立ちあがっております。
つまり、今までは会社であれ、個人であれ、確定申告書などを自分で、あるいは会計事務所に頼んで印刷をして、それを税務署に持参するか郵送で送るかをしなければいけなかったのが、自宅のパソコンや会計事務所のパソコンから申告書のデータを税務署に送ることができる、という制度なのです。
だからといって、もちろん紙での提出ができなくなるわけではありません。今までの提出・納税方法に、電子申告という方法が加わったと思ってください。
実はこのe−TAX、最近出来るようになったのではなく、平成16年6月から出来るようになっております。国税庁のホームページによると、約2年が経過して、平成18年4月10日現在で、電子申告をしようと「電子申告等開始届出書」という書類を提出した件数が、法人個人あわせて何と18万件を越えているのです。
意外に多いですよね!
●どんなメリットがあるの?
◇e−TAXを利用することで、税務署や銀行などに行く手間(交通費なども)が省けます。
◇電子申告の受付システムが稼動している時間帯であれば、いつでも申告データなどを伝送することが出来ます。通常月曜から金曜の午前9時から午後9時まで受付しています。
●どんな費用がかかるの?
◇住民基本台帳カード(住基カード)の入手していただきますので、その手数料が500円かかります。
◇電子証明書の発行(上記の住基カードへの書き込み)費用が500円かかります。住基カード、電子証明書はともにお住まいの市役所などで取得します。
◇ICカードリーダライタ(住基カードなどを読み取る装置)の購入費用。
ただし、会計事務所に申告書等の作成を依頼している場合は、会計事務所がこのICカードリーダライタを持っている場合が多いので、あえて購入する必要はないかと思います。会計事務所のサポートを受けて申告等をされる場合が多いと思いますので、貸してもらえます。
◇納税の場合などのインターネットバンキングの手数料など。
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